【広告概論 記事一覧】
■AdWords広告概論Vol.0 はじめに
シリーズ記事の全体像を説明しています。
■AdWords広告概論Vol.1 商品パッケージ化が進む広告の未来
商品パッケージ化が進む広告の未来とは何か?
■AdWords広告概論Vol.2 キレイな広告の作り方
広告文字数が増加する今注意すべき点とは
■AdWords広告概論Vol.3 広告表示オプション
商品パッケージ(裏)としての役割とは
■AdWords広告概論Vol.4 広告文
商品パッケージ(表)としての役割とは
広告文の役割とは?
「ターゲット」と「商品/サービス」を結びつけるのが広告文の役割です。
広告訴求パターンは17個に分類することができます。
- ターゲット軸=5つの訴求
- 商品/サービス軸=12の訴求
商品/サービス軸の訴求を大量に詰め込んでも
誰に向けた広告なのか分からなければなかなかクリックはされません。
広告文でターゲットの購買意欲を高めるためにも両軸の訴求をバランス良く盛り込む方が望ましいです。
限られた文字数の中でどの訴求を盛り込むべきか?
ターゲット分析をしっかりと行い選定しましょう。
見出しに何を記述すべきか?熟考すべし
特に重要なのは広告の見出し(タイトル)です。
フォントサイズが大きく上部に位置するため最初に目に入ります。
そのため見出しには商品名や、ターゲットを欲望させるキャッチコピーなど、フックとなる(人を引きつける)ワードを盛り込むと良いでしょう。
好ましくない例として、
見出しにて「送料無料」(⑥価格訴求)などを配置するケースが挙げられます。
送料無料はあくまで購入する際の一つの判断基準なはずです。
優先度を考慮すると、どちらかといえば見出しではなく
説明文、もしくは広告表示オプションで記述すべきでしょう。
ユーザーに受け入れやすいように広告文で伝える順序にこだわるのはとても大切です。
広告全体で一番最初に伝えるべき内容は何であるか?しっかり熟考しましょう。
広告訴求全17パターンまとめ
「ターゲット軸」「商品/サービス軸」それぞれ分類する形で訴求を網羅してみました。
具体例を記載しているので訴求洗い出しの際に参考にしてみて下さい。
【ターゲット軸】
①属性訴求
「男性」「女性」「30代」「独身」「子供あり」
②職業訴求
「学生」「主婦」「経営者」「営業」「事務職」
③願望訴求
「ぐっすり眠りたい」「モテたい」「健康でいたい」
④悩み訴求
「不眠症」「ストレスが多い」「出会いがない」「体力がない」
⑤感情訴求
「楽しい」「つらい」「悲しい」「怖い」「寂しい」
【商品/サービス軸】
⑥価格訴求
「割引」「50%OFF」「送料無料」「プレゼント」「進呈」
⑦価値訴求
「高級」「贅沢」「贅沢」「厳選」「逸品」
⑧機能訴求
「ハイスペック」「高性能」「高品質」
⑨利便訴求
「すぐ」「簡単」「手軽」「早い」「年中無休」
⑩限定訴求
「今だけ」「期間限定」「季節限定」「ウェブ限定」
⑪実績訴求
「満足度95%」「創業100年」「1000万人突破」
⑫地域訴求
「東京」「関東」「日本」「全国対応」
⑬ブランド訴求
「自社名」「公式」「国産」「老舗」 「皇室御用達」
⑭権威訴求
「芸能人も絶賛」「テレビ出演」「雑誌掲載」
⑮トレンド訴求
「流行」「話題」「急上昇」「大人気」「口コミ」
⑯シーン訴求
「夏」「クリスマス」「誕生日」「結婚式」「お歳暮」
⑰最上級訴求
「No1」「国内初」「最大級」
文章表現5パターン
ターゲット軸と組み合わせる文章表現パターンは5つになります。
例を参考にしてみて下さい。
組み合わせ文章表現の例:
③「モテたい」+①「30代男性」+B「~したい方必見」
→「モテたい30代男性の方必見」
A:疑問・質問型
「~の方法とは?」「~でお困りですか?」「~の理由とは?」
B:投げかけ型
「~したい方必見」「~しませんか?」
C:悩み解決型
「~でお困りの方に」「~を解決します」
D:実現型
「~したい」「~するなら」「~を実現」
E:言い切り型
「~です」「~します」「~ならお任せ」
おわりに
広告訴求はかなり様々なバリエーションが存在します。
その中でも、より成果を上げるためにターゲットに響く訴求を厳選する必要があります。
しっかりとターゲットを深掘りして広告文を作成しABテストを繰り返すことで改善を図りましょう。