【広告概論 記事一覧】
■AdWords広告概論Vol.0 はじめに
シリーズ記事の全体像を説明しています。
■AdWords広告概論Vol.1 商品パッケージ化が進む広告の未来
商品パッケージ化が進む広告の未来とは何か?
■AdWords広告概論Vol.2 キレイな広告の作り方
広告文字数が増加する今注意すべき点とは
■AdWords広告概論Vol.3 広告表示オプション
商品パッケージ(裏)としての役割とは
■AdWords広告概論Vol.4 広告文
商品パッケージ(表)としての役割とは
はじめに
ドラッグストアでシャンプーを選ぶ時にあなたは何を見て判断しますか?
ブランド名?商品名?キャッチコピー?含有成分?
商品パッケージから様々な情報を読み取り自分が求めるシャンプーかどうか判断して購入するはずです。
昨今の検索連動型広告でも同じような事が言えるでしょう。
筆者が考える”商品パッケージ化”とは何か?
に触れていきたいと思います。
ユーザーから見た広告とは?
設定画面が異なるため運用者は通常の広告文と、広告表示オプションを分けて考えがちです。
そのため広告表示オプションの設定が後回しになり、忘れられてしまうようです。
しかし、ユーザー目線に立つと広告表示オプションも含めて全体で一つの広告になります。
魅力的な広告を作成するためには、広告の全体構成を考えながら広告文と広告表示オプションを同時に作成することが非常に大切です。
参考:ユーザーから見た広告
商品パッケージ化が進む広告の未来
筆者の私見としては、
後述する3点の広告環境の変化により煩雑さを解消するためにモバイルで可読性が高い「キレイな広告」(※広告概論Ⅱで解説)を意識する必要が出てきます。
その結果、検索広告の「商品パッケージ化」が進むと予想しています。
広告のパッケージ化
商品パッケージの表と裏に見立てて以下のような棲み分けが主流になると予想します。
商品パッケージ表(キャッチコピー)=広告文 魅力的なキャッチコピー
商品パッケージ裏(栄養成分の表示)=広告表示オプション 事実情報の羅列
「商品パッケージ化」が進む背景(環境の変化)
- 広告で訴求できる情報量・記載できる文字数が大幅増加
- モバイル広告が主流となりシンプルで見やすい広告が好まれる
- 広告表示オプションの大半は設定した順番通りに表示される
下記3つの条件をクリアした「キレイな広告」が主流に
- 語句の重複がない
- 可読性を意識する
- モバイルの横幅を意識する
※キレイな広告の作り方は次の記事で解説
AdWords広告作成概論Ⅱ キレイな広告の作り方
キレイな広告の例(左)
左:キレイな広告(商品パッケージと捉えて赤枠と青枠の棲み分けをしっかり行った)
右:可読性が低い広告(語句が重複、可読性を意識しない、モバイルの横幅を意識していない)
広告文(赤枠)では魅力的なキャッチコピーを考える、青枠では事実情報を羅列した方がモバイルでのユーザー体験が向上することが見て取れます。
終わりに
広告を作成する側には、ユーザーのストレスを与えないように配慮するべきだと考えられます。
ユーザー目線をしっかりと意識して、広告を通してユーザーに「何を”」「どのように」伝えるのか考え抜き、魅力的かつ伝わりやすい広告を心がけていきましょう。